横須賀ソレイユの丘|子連れ磯遊び→そのまま温泉直行プランが最高すぎた【7歳・持ち物・料金まとめ】

「うわっ、ぐにゃぐにゃしてる!」

潮だまりに手を突っ込んだ7歳の娘が、海水でびしょ濡れの手のひらを高々と掲げた。のせていたのは、紫がかった黒色の、ぷよぷよした生き物。アメフラシだ。

最初は「気持ち悪い」と顔をしかめていたのに、こわごわ触ってみた瞬間に表情が変わった。「やわらかい、きもちいい!」。気づけば、隣にいたママ友の息子(こちらも7歳)も手を伸ばしている。そのうち、まわりにいた知らない家族まで「何これ?」と集まってきて、私たちのまわりに人だかりができていた。アメフラシ、意外と知らない人が多いのだ。

最後にそっと海へ返したときには、10人近くがその様子を見送っていた。これが、横須賀「ソレイユの丘」での磯遊びのハイライトだった。

目次

この日のスケジュールは「干潮の時刻」から逆算した

先に、いちばん伝えたいことを書く。ソレイユの丘で磯遊びをするなら、まず干潮の時刻を調べて、そこから一日の予定を組むこと。これに尽きる。

磯遊びは、潮が引いて岩場の潮だまりが姿を見せている時間帯にしか成立しない。満潮だと、そもそも遊ぶ岩場が海の中だ。この日は干潮が14時ごろだったので、私たちは午前から昼過ぎまでを「陸の遊び」、14時前後を「海の遊び」と決めて動いた。

午前中は園内のアトラクションへ。観覧車に乗り、トランポリンで跳ね、巨大な複合遊具で子どもたちを放牧した。アトラクションは回数券を買うと1回あたり400円ほど。観覧車もメリーゴーランドもおおむねこの価格帯なので、子どもが乗りたがる数を見ながら回数券をまとめ買いしておくと、財布も気持ちも楽になる。

ソレイユの丘は2023年のリニューアルで遊び場が大幅にパワーアップしていて、高さ15mの大型アスレチックや全長300mのジップライン、船をモチーフにした巨大複合遊具まである。正直、磯遊び抜きでも一日つぶれる。実際この日も、午前だけで子どもふたりは汗だくになっていた。

潮が引く時間が近づいてきたら、海へ下りる。ソレイユの丘は園内から海岸に下りられる構造になっていて、そこで磯遊びができる。これが、この公園のいちばんおいしいところだ。

磯遊びで見つけたもの ―― アメフラシ、小魚、カニ

潮だまりは、子どもにとって宝箱みたいなものだ。

この日見つけたのは、冒頭のアメフラシ、岩陰をすばやく動く小さな魚、そして石をひっくり返すと出てくるカニ。娘とママ友の息子は、ひとつ見つけるたびに「来て来て!」と叫び、ふたりでしゃがみ込んで観察していた。

カニは素早くて、つかまえようとして何度も逃げられる。それでも飽きずに追いかける。小魚は手ですくおうとしても、ぬるりとすり抜けていく。この「うまくいかない時間」こそが磯遊びの本体なんだな、と砂利の上に座りながら思っていた。

見つけた生き物は、観察したあとすべて海に返した。子どもにも「ちゃんとおうちに帰してあげようね」と声をかける。持ち帰らない、というのは磯遊びの大事なマナーだ。生き物にとっての家はあの潮だまりで、私たちはお邪魔させてもらっているだけ。アメフラシを見送ったときの、ちょっと名残惜しそうな娘の顔も、いい思い出になった。

なお、磯遊びをするならマリンシューズ(濡れてもいい靴)は必須。岩場は滑るし、フジツボや貝殻で足を切ることもある。ビーチサンダルだと脱げて流されるので、かかとが固定される靴がいい。あみと小さなバケツがあれば、子どものテンションはさらに上がる。

最大の裏ワザ ―― 磯遊びのあと、濡れたまま温泉に直行する

ここからが、この記事でいちばん役に立つ部分かもしれない。

ソレイユの丘の園内には「海と夕日の湯」という日帰り温泉施設がある。磯遊びで海水と砂まみれ、汗だくになった体を、そのまま洗い流して帰れるのだ。これを使わない手はない。

ただし、ひとつ重要な注意点がある。濡れた水着や濡れたままの体で温泉施設には入れない。当たり前といえば当たり前なのだが、海から上がってずぶ濡れのまま受付に行っても入れてもらえない。

そこで私たちが取った作戦が、これ。磯遊びに行く前に、温泉施設の近くのロッカーに、温泉で使う着替えやタオルをあらかじめ入れておく。こうしておけば、磯遊びが終わったあと、濡れた体のままロッカーへ直行し、着替えを取り出して、最小限の移動で温泉に入れる。子どもが「寒い」「疲れた」とぐずり出す前に、お風呂までたどり着けるかどうか。これは荷物の置き場所で決まる。

「海と夕日の湯」の入浴料は大人800円、3歳〜小学生400円。露天風呂からは相模湾が一望でき、晴れた日には富士山も見える。遊び倒したあとにこの景色の中で湯に浸かると、本当に生き返る。ありがたいことに、遊具の回数券が入浴料にも使えるので、回数券が余ったら温泉で消化できる。

大人2人+子ども2人の4人で入っても2,400円。遊び倒したあとにこの値段でこの景色なら、コスパは十分すぎる。ただし、タオルは家から持参するのがおすすめ(受付でも販売しているが、手ぶらだと地味に高くつく)。

正直に言うと、ここはちょっと注意したい

良いことばかり書いてもフェアじゃないので、正直な感想も。

ひとつは駐車場代。ソレイユの丘は入園無料なのに、駐車場は平日1,050円・土日祝1,200円かかる。「無料の公園」のつもりで来ると、最初の駐車場でちょっと身構える。ただし、横須賀市・三浦市にお住まいなら温浴施設利用で駐車場が無料になる制度などもあるので、該当する人は調べておくと得をする。

もうひとつは「海と夕日の湯」は温泉ではなく人工温泉だということ。泉質に強いこだわりがある人には物足りないかもしれない。ただ、我が家の目的は「遊んだあとに汗と海水を流して、景色を見ながらさっぱりする」ことなので、これはまったく問題なし。子連れの締めくくりとしては十分すぎる。

それと、園内はかなり広く、日陰が少ないエリアもある。夏場は帽子・日焼け止め・水分を多めに。磯遊び+アトラクションのフル稼働だと、大人のほうが先にバテる。

まとめ ―― 「干潮の時刻」と「ロッカーの位置」で勝負は決まる

ソレイユの丘での子連れ磯遊びを成功させるコツは、シンプルだ。

ひとつ、干潮の時刻を調べて、そこに磯遊びを合わせる。午前は陸の遊び、干潮どきに海、という流れがきれいにハマる。ふたつ、磯遊びの前に、温泉で使う着替えを温泉施設近くのロッカーに入れておく。濡れたまま温泉には入れないので、この段取りがすべて。みっつ、マリンシューズとタオル持参を忘れずに。

アメフラシを囲んで知らない家族と一緒に盛り上がったあの時間も、潮だまりにしゃがみ込んでカニを追いかけた時間も、子どもにとっては「もう一回行きたい」場所になった。アトラクション、磯遊び、温泉が一か所で完結する公園は、子連れにとって本当にありがたい。

干潮の時刻さえ味方につければ、ソレイユの丘は最高の一日をくれる。

おでかけメモ

  • 施設名:長井海の手公園 ソレイユの丘(神奈川県横須賀市)
  • 入園料:無料
  • 駐車場:普通車 平日1,050円/土日祝1,200円(1,700台)
  • アトラクション:回数券利用で1回400円程度(観覧車・メリーゴーランドなど)
  • 海と夕日の湯:大人800円/3歳〜小学生400円・遊具回数券利用可
  • 磯遊び:干潮の時刻に合わせて。マリンシューズ推奨。生き物はリリースを
  • 公式サイト:長井海の手公園 ソレイユの丘
  • 海と夕日の湯 詳細:公式ページ
  • アクセス・駐車場情報:INFORMATION

※料金・営業情報は変更される場合があります。お出かけ前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

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